こどもが寝なくて困っている人に読んでほしい話③

睡眠ねんねトレーニング, 子育て, 睡眠障害

こどもが寝なくて困っている人に読んでほしい話①

こどもが寝なくて困っている人に読んでほしい話②

からの続きです。

睡眠外来を予約しましたが、初診日まで1ヶ月ほど時間があったので、ねんねトレーニングを始めてみることにしました。

少しネットで情報収集した程度で、このやり方が正しかったのかどうか、わかりませんが、自己流なやり方を紹介しておきます。

1.帰宅後から就寝までの行動パターンを統一

寝るまでに、それ以外のことでつまずくとスムーズに進まなくなります。いかに機嫌のいい状態を保てるかが重要です。子どもは秩序感を大事にする生き物です。”いつも通り”を好み、”いつもとちがう”ことを嫌がります。うちの場合は17時ごろに帰宅→すぐ夕食→18時台にお風呂→歯磨き→19時半〜20時絵本を読み始める(時間が早いほど読める冊数が増えるシステム)→20時半までには就寝 という流れを決めました。今でもそれは変わらず続けています。

2.環境を整える

食事のときから照明はオレンジ系の柔らかい明かりにし、寝るまでにはだんだんと部屋を暗くしていきます。本を読むときは電気をつけるしかないですけど、そこは今でも自分の中で矛盾しています。

テレビも帰宅以降はつけていません。(普段からテレビをつけない習慣なので、さほど困らない)時々娘に「てれびみたい」と言われますが「夜にテレビを観るとお目目が覚めちゃって、眠りにくくなるんだよ。寝れないの、しんどいでしょ?」と説明するとだいたい聞いてくれます。だいたいですけどね!笑

3.さあ、あとは強行突破です!

これは自分で部屋の扉を開けれるぐらい年齢が大きくなってしまうと無効な方法かもしれません。また、長女と次女2人同時に同室でねんねトレーニングというのは結構難しかったですが、私がやった方法を紹介します。

絵本を読み終えて、電気を消して、添い寝はせずに”ねんねだよ〜”と静かにトントンしてあげます。”またあとでくるね〜”と言い残してさっと部屋をでます。するともう、2人とも大泣きギャン泣きです。心苦しいですが、我慢します。そして2分後部屋に戻り、また添い寝をせずにトントンします。でも部屋に居るのは2分だけ。そんな短い時間でギャン泣きが収まるわけないのですが、構わず部屋を出ます。次は3分後に部屋に戻り、同じことを繰り返します。5分後、7分後…とだんだん間隔を伸ばしていきます(それはまぁ、適当にですが)。泣いている我が子を置いて部屋を出るのは本当につらいのですが、何度も何度も部屋に戻ることによって、”放ったらかしにしてないよ”というこちらの気持ちを行動で示します。

そしてとうとう!トレーニング開始から45分後に長女が、1時間後に次女が就寝しました。

翌日も同じトレーニングをしました。

すると、初日よりも断然短い時間(長女20分、次女10分)で眠りについてくれました。

3日目からはほとんど泣くこともなくなり、5日目ぐらいからは笑顔で”おやすみ”と言ってそのまま寝てくれるぐらいになりました。

初日は「とうとう荒業にでたな!」と驚いていた夫も、もちろん荒業を強行突破した本人も、まさか成功するとは思っていなかったので”これからは自分の時間や夫婦の時間も楽しめるねー!!”と手放しで喜んでいました。

せっかく予約した睡眠外来も、もう必要ないかも?ふつうに眠れるのに診てもらうのがなんだか申し訳ない…とも思っていました。

そんなことを思いながら診察初日を迎えます。

読んでくださりありがとうございました。次回に続きます。