滑稽な話
先月、実家に帰った時のこと。姪っ子は9歳になったばかりで、みんなでお祝いをする予定になっていました。
姪っ子の家族はやや複雑な事情があり、周りの大人たちは寂しい思いをさせないようにと、おもちゃや暇つぶしの道具(タブレット端末など)をたくさん与えています。
モノにあふれてしまって、逆にかわいそうだなと思っている私は悩みに悩んで、姪っ子への誕生日プレゼントはお人形の手作りキット(ドールチャームってやつ!流行ってるらしい!)を買い、一緒に作りました。※ちなみに私は、けっこう裁縫が苦手です笑 でも、”一緒に作る”という体験をプレゼントしたつもりです。
その夜、誕生日会は行われました。
姪っ子は、ニンテンドースイッチをプレゼントにもらっていました。
ここからが滑稽な話です。
プレゼントをあげた瞬間、喜んでいる姪っ子に向けてみんな口をそろえて「時間決めてしなよ」「そればっかりしたらだめよ」とか言うのです。周りの大人が”そういう環境”を作っておきながら、子供には「我慢しなさい」と言う。滑稽じゃありませんか?実に滑稽です。覚えていませんが、私その場で本人達に「滑稽だ」と言っていたらしいです笑
こういうゲームを作るひとたちってすごーく賢いですよね?賢い大人たちが何人も集まって試行錯誤しながら、飽きられないように、何度でも楽しいように作られていますよね?そんなものに小学生の自己制御力が勝てるはずがない。「時間を決めて」とか無理ですよ。
大人は、静かにしてほしいとき、子供がひとりで時間を潰してほしいときなど自分の都合のいいときのためにゲームを買い与えているのでは?と思ってしまいます。子供にだけ我慢させるのではなく、私たち大人も我慢したり工夫したりすることが必要じゃないですか?
あと、姪っ子曰く、”ゲームを持っていないと友達の話についていけない”んだそうです。ゲームを持っていないとお友達が作れないような小学校にはうちの娘たちを入れたくないなーと思ってしまいました。