さらに伝えたいこと。
マンションの管理人さんは、いつも娘のことをかわいがってくれていて、よくプレゼントもくださいます。管理人さん宅のお庭で拾ったドングリや、ネコジャラシ(正式名称はエノコログサ!)を数本セロハンテープでまとめたものとかを作ってくださったり。色鉛筆やノートを頂いたこともあります。
あまりによくしてくださるので、こちらもお礼として時々実家でとれたお野菜や地方のお土産などを受け取ってもらっています。
こういうやりとりはありがたいですし、続けていきたいなとは思うのですが…
前回の記事
では”目の前でいただいたものはOKとする(関係性によっては断る)”と書きました。これに関して”断れない関係性”であるうちの1人が管理人さんなのです。
管理人さんがくださるプレゼントは、素敵なものが多く、娘もいつも大喜びなのですが、たま〜にスナック菓子など普段は娘が食べないようなものもくださいます。昨日はハロウィーンのおもちゃとパ〇の実、ポテトチップス、グミ、りんごをいただきました。中身を見て娘も、「食べてみたいけど食べたらいけないもの(りんご以外)」とわかっているらしく、複雑そうな感じでした。
長女が1,2歳のとき、同じく〇イの実(もう商品名わかりますよね)を頂いたことがありました。その時は娘が園バスに乗る直前だったので、「帰ってきたら食べようね?」と言って見送り、仕事終わりのわずかな時間でスーパーに走り、赤ちゃん用のお菓子を買いパイの実(いうてもーた!)の箱に詰め替えて娘を迎えるという、姑息なことをしていた過去もあります。
でも今はそんな子どもだましは通用しない子どもになってしまったので、さてどうしようか。と昨日も私困っておりました。
すると娘は「どうして管理人さんは体にわるいものをくれるの?」ときいてきました。
その質問にまっすぐ答えるならば、「管理人さんはお菓子が体に悪いって知らないからだよ」なのですが、娘の前で管理人さんのことを悪く言いたくないのと、お気持ちはすっごくすっごく嬉しいので本人を責めたくないというのがあり、私はこう答えました。
“喜んでくれると思ったからだよ。なぜ喜ぶかというとほとんどの子どもはお菓子が大好きなの。なぜ大好きかというと普段からお父さんお母さんに買ってもらっているから。なぜお父さんお母さんが買うのかというと、お菓子の怖さを知らないから。お菓子をあげると子どもが泣き止むんだよ”
理解してくれたかどうかわかりませんが、すでに娘のなかでは、家庭内のルールと世間の風潮との間に矛盾が生まれていることは確かです。
とーたんに見つからないように隠しといてね!と言って昨夜は寝ました。
隠さずそのまま置かれていたお菓子に気付いた夫に相談しました。
娘のためにも、管理人さんには”お菓子はけっこうです”と伝えてあげるべきだという結論に至りました。
もっと早くに言うべきだったなと後悔しています。今までにも何度か頂いているので、そのことに関して”気を遣わせて申し訳なかった”と思ってくださるに違いないのです。悪いのは私で、こうなる前に、最初のパイの実を詰め替えた時にお伝えするべきだった。。。申し訳ないと思わせてしまうことが申し訳ない。。。
昨夜寝る前に娘がこんなことを言っていました。
“おともだちにも、おかしはからだにわるいっておしえてあげてるんだよ。そしたら〇〇くんは、しってるっていってたー”
この話を聞いて私は数年後のことが少し心配になってきました。
小学生になった娘。お菓子を食べているお友達に向かって、”お菓子は体にわるいんだよ”という。不快に感じたお友達は娘から離れていく。でも正義感の強い娘は正しいことを言いつづける。矛盾を感じる…
こんなことが目に浮かびました。
相手のことを傷つけずに、どうやって自分の信念を貫くか…
これからはお菓子との付き合い方だけでなく、お菓子を食べる人との付き合い方も伝えていかなければ。
最近私、甘いものとかお菓子とかについて熱く語りすぎでしょうか。